楽譜出版社「BRIDGE SCORE」Sound Logo




現代音楽やアンサンブル、吹奏楽の楽曲などを出版する楽譜出版社「BRIDGE SCORE」のSound Logoを担当。


以下詳細:

https://www.keijiyano.com/bridge_score

現代音楽やアンサンブル、吹奏楽の楽曲などを出版する楽譜出版社「BRIDGE SCORE」のロゴマーク。

図形楽譜を連想させる複数の弧はA-Zを配列した図から導き出した形で、ニ本の縦線を置くことで"BRIDGE=橋"が成立する。


図形楽譜の歴史は古く、日本でも武満徹と杉浦康平が幾何学図形から楽曲を作ったように、音楽と視覚的なイメージは常に双方を行き来する存在であるように思う。五線譜の概念が開放された図形楽譜は難解で、奏者によって解釈や奏法、音色までもが異なるように、特定のイメージを想起するものではなく自由に解釈できるマークを目指した。


その一つの試みとして、ロゴマークや制作背景から連想する音楽を、サウンドデザイナーの若狭真司さんに依頼した。


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Sound Logo Concept


ある地方の二車線橋のライブカメラ映像を任意の時間で切り取り、左右から通り抜けていく車の色、大きさ、位置をMIDI データに置き換え、キーC、BPM100、1minの実験的なサウンドロゴ的音楽を制作した。

この片側1車線の小さな橋のライブ映像を選んだ理由としては、条件として車両を明確に視認できること が重要だったため、いくつかの橋の映像を探した中でこれを選択した。 またこの橋の袂には信号機が設けられており、ある時間において必ず数台が停止した画面が表れる。この停止した状態が持続的なドローンサウンドを奏でることで音楽的に表情が生まれることも狙いとして含まれている。

※参照映像 https://www.youtube.com/watch?v=5GT9Cy5WXw4


音楽は、物理的にも左右から音が消えたり生まれたりするこの橋という存在を象徴する複数の時間軸が入 れ違う様を表現するため、画面向かって下段のフレーズをプロセッシングし逆再生した音源を組み込んだ。

また音程は車の色がそれぞれ

赤=C 黄=D 緑=E 青=F 銀=G 黒=A 白=B(H)

に対応し、橋脚の画面左から C0,C1...と 、4 オクターブ間を移動することとした。 さらに橋脚を通過していく車の移動時間はそのまま音価に、大きさはダイナミクスに対応している。

インスピレーション元は、黛敏郎の「TADPOLE MUSIC」を参考とした。


若狭真司

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Graphic Design: Keiji Yano

Sound Design: